小田原のお土産といえば、必ず登場するのが和菓子の老舗「菜の花」。
私は小田原在住なので、小田原名物の手土産としても、
頻繁に活用させて頂いております。
地域の名物や、名産品だからっていう事じゃなく、
地元に住んでいても、美味しいと思うから。
自信を持って紹介したいと思います。
看板商品が多く、改善され続けるラインアップ。
菜の花は、かれこれ約30年近く続く、小田原の老舗なのですが、
和菓子の老舗とは思えない、創作系のお菓子のラインナップ。
伝統的なお菓子だけじゃなく、その看板商品は多数あります。
季節限定商品も多くあるので、地元民の私も飽きも来ないという。
さくら餅、梅まき、笹の露、栗きんとん・・・
年間を通して、季節のお菓子を楽しめます。
パッケージデザインもオシャレで、その商品名も斬新。
特に女性ウケは良いと思う。
小田原うさぎ、月のうさぎ、箱根のお月さま、ご黒うさん、箱根のうさぎ・・・
和菓子とは思えないネーミングで、なんともいえない親しみやすさ。
とはいえ、ユニークな商品も多く、
斬新ゆえに、味が想像しづらい部分も有ると思います。
どれも評判は良く、基本的に外れも無いのですが、
どれが看板商品なのかワカラナイくらい、種類が豊富・・・
私自身、毎度悩むし、やはり好みもありますから。
参考までに商品をご紹介。菜の花のお菓子、個人的ランキングです。
以下オススメ順となります。
パリパリ 焼モンブラン
菜の花では割と新しい商品「焼モンブラン」。
知名度こそ、まだまだ低いものの、そのクオリティは高いです。
パッケージも小鳥で、相変わらずの可愛さ。
モンブランといえばケーキのイメージですが、コチラは焼き菓子。
- 焼モンブランの販売価格:1個300円
- 焼モンブランの賞味期限:3日間
モンブランの外側は、パート・フィロというパイ生地のような皮。
パリパリで、サクサクザックザク割れる、食感が素晴らしい。
中はしっとり生地&栗クリーム、
スピートポテトのような生地に、大粒で食べ応えのある渋皮栗。
甘すぎず丁度良いのに濃厚。重さもズッシリ重量感。
お土産というよりも、スイーツです。
焼きモンブランに新味も登場。ショコラ味。
上にはココアパウダーかな。
ノーマルの焼モンブランと違い、中のクリーム生地もビター。
栗の甘さと、ショコラの苦甘い感じが相まって、これはこれで非常に美味しい。
焼モンブランの難点は、日持ちがしないという事。
賞味期限は3日という事で、購入日の翌々日まで。
日が経つほどに、パリパリ感も無くなってしまいますので、
当日に食べれる人に渡したい。
ちなみに、オーブントースターで3分ほど焼けば、
パリパリ感が復活し、中もふんわり柔らかい食感になります。
小ぶりな割に値段は高いので、ちょっとリッチなお土産。
見た目も味も間違いないので、手土産にはもってこいです。
栗まんじゅう 月のうさぎ・月の黒うさぎ
満月の夜に誕生に誕生し、今では菜の花定番の看板商品となった「月のうさぎ」。
栗が1個まるまると入った栗まんじゅう。安定の美味しさです。
左が月の黒うさぎ、右が月のうさぎ。パッケージも洒落てる。
- 月のうさぎの販売価格:1個210円
- 月のうさぎの賞味期限:6日間
モダンなパッケージデザインとは裏腹に、どこか懐かしさを感じる味。
周りの生地は、不思議な食感で、
サクサクホロホロしていますが、口にいれるとねっとり絡んでくるし、
麦焦がしの香ばしい味わいも相まって、なんとも表現できない独特の感じ。
しっとりとした大粒の栗と餡とも絶妙にマッチ。
上品な餡も入ってますが・・・ほぼ栗。大きな栗だけで贅沢な感じがする。
月の黒うさぎの方は、中に入ってるのが渋皮栗で、
麦こがしもたっぷりということで、より大人の味わい。
外側上部にメープルシュガーもかかってません。
甘さも控えめで、個人的には、香ばしさとほろ苦さを感じる黒の方が好き。
焼たてチーズタルト
パリパリ焼モンブランと絶賛売り出し中の、焼き立てチーズタルト。
和菓子では無く、完全に洋菓子ですが・・・
さすが菜の花、下手なチーズケーキよりも美味しいです。
- 焼たてチーズタルトの販売価格:1個250円
- 焼たてチーズタルトの賞味期限:3日間
焼立てということで、タルトはサクサクで、
中はとろけるクリームのような食感。味はベイクドチーズケーキ。
酸味も強すぎず、甘過ぎず、濃厚さも有り、なんともいえずバランスが良い。
クリームのように柔らかいのですが、クリームほど柔らかすぎず、ふわふわ食感。
フワフワとろとろのチーズスフレといったところか。
クリームチーズは「北海道乳業」、牛乳は「ふらの牛乳」・・・
わざわざ自慢するくらいなので、材料も良いのでしょう。知らんけど。
このタルト素晴らしいのが、温めて、冷やして、全く別物になり、
どの味も非常に美味しいという事。
冷やせば固くて濃厚になり、2日目は熟成して更に美味しい。
オーブンで温めれば、ものすごいフワフワにもなります。
チーズプリンのような柔らかさ。スプーンで食べれます。
掴めば崩れるほど。
甘過ぎず、小ぶりなので、ついつい2個3個と食べてしまう危険。
チーズケーキが好きな方には是非試して欲しい。
賞味期限は焼モンブランと一緒の3日。値段は1個250円と焼モンブランよりも安いので。
崩れやすく、箱もかさばるので、持ち運びしづらいのが難点ですけどね。
どらやき 小田原うさぎ
小田原という地名が入った、小田原うさぎ。
こちらも菜の花の看板商品。非常に有名です。
- 小田原うさぎの販売価格:210円
- 小田原うさぎの賞味期限:5日間
ビニール包みを開封すると、ウサギの焼き印が登場。
直径が約8.5cmと、なかなか大きなどら焼き。食べ応えも有ります。
小田原うさぎが、何故これほど人気なのかというと・・・
中にバターが入っている、バターどら焼きだという事。
バターとアンコは最強の組み合わせ。
塩気の有る濃いバターで、なんとも言えない絶妙な旨さ。
甘過ぎない餡にもよく合います。
つぶあん、バター、カステラと、コダワリの材料を使ってるので、
普通のどら焼きとしても美味しい。端からかぶりつけば、旨いどら焼き。
豆の味、豆の食感もしっかりと感じられます。
バターの有る中央は、また違った洋風の味わい。味の変化で2度楽しめます。
レンジで温めれば、また変化。あんことバターを馴染ませて、別物に仕上がります。
温かいあんこにバターが絡まるだけでなく、バターが生地にも染み込むという。
プリプリの皮もフワフワとなり。 和風パンケーキの出来上がり。3度美味しいですね。
箱根のお月さま。
温泉まんじゅうといえば「箱根のお月さま。」が有名。
箱根ってなってますが、小田原店舗でも、小田原駅でも買えます。
- 箱根のお月さま。の販売価格:100円
- 箱根のお月さま。の賞味期限:4~5日間
ベースは、よくある温泉饅頭といった味ですが、
その皮のもっちりもちもち感、餡子のしっとりしとしと感。
餡子もみずみずしいこしあんで、
ほのかに塩気もあるので、ついパクパクと食べてしまう。
レンジ軽く温めるのもオススメ。
温めると皮がフワフワ、餡子の甘味も引き立ち、また別物になります。
私は、常温モチモチの饅頭が好きですけど。
箱根土産なのか?小田原土産なのか?はさておき。美味しいから。
ご黒うさん。
黒ゴマ好きには、是非とも食べて欲しい。
疲れを癒すゴマ効果「ご黒うさん。」ナイスネーミング。
- ご黒うさん。の販売価格:100円
- ご黒うさん。の賞味期限:4-5日間。※真空パックは20日間
外も中も真っ黒。インパクト大です。
外側の皮は、「箱根のお月さま。」と同じもっちりムチムチ食感。
黒糖×竹炭の生地も美味しいのですが、
中の餡子は、ゴマあんという事で、ゴマ感が凄い。ゴマ旨い。
味のインパクト、見た目のインパクト。お土産にもオススメ。
笹の露
私の大好きな「笹の露」。春~夏にかけての限定商品。
- 笹の露の販売価格:170円くらいだったかと。
- 笹の露の賞味期限:当日中
- 笹の露の販売期間:5月上旬~8月
本葛だけで作られた正統派の葛餅。
豆は甘さ控えめの大納言。大粒のモノがゴロゴロと。
肝心の葛は、なんともいえないプルプルねっとり感が最高。
初めて食べた時の衝撃。想像していた葛餅とは違ったよね。
冷やすと硬くなっちゃうので、冷やし過ぎず、
とはいえ、ぬるくても美味しくないので、
食べる直前に軽く冷やすのがベスト。冷蔵庫で15分くらい。
冷水で冷やすのも良いらしい。
賞味期限が当日中なのが、悔やまれる。
湘南ゴールドソフトバウム
白チョコバウム。
夏柑ピール
地元の夏柑を蜜づけにして、ベルギーのビターチョコをかけてどこにもない小田原産のオリジナルピール。
販売期間■11月~3月
箱根のうさぎ
栗パイ。
菜の花といえば、ゴロゴロとした栗。
栗を使った商品で、栗パイという。
たしか8月~12月の季節限定商品だったはずですが、4月に購入。
定番商品になったのかな?
- 栗パイの販売価格:240円だったかな。
- 栗パイの賞味期限:8日日
丸いパイがこんがりと焼き上げられてます。
大きな渋皮栗と小豆あんがパイ生地に包まれています。
よくある甘めの餡子なので、和菓子らしい甘さ。
他の定番ラインアップに比べると、甘く感じます。
中村屋の「うすあわせ」に似たような味なので、嫌いな人も少ないと思う。
こちらもオーブンで約3分温めると、こんがりパリパリして美味しくなります。
賞味期限が約1週間と比較的長めなので、栗好きな方のお土産にオススメ。
夏柑ゼリー
小田原の海岸線、地元早川から伊豆にかけてとれる青木園芸さん達の夏柑をつかった夏の水菓子。
酸味と甘味が程よい爽やかな味わい。
販売期間■5月~8月
菜の花の歴史と店舗数。箱根でも小田原でも買える。
菜の花は、小田原だけでなく、箱根にも多くの店舗が存在しており、
箱根のイメージの有る方も多いと思います。
温泉まんじゅう「箱根のお月さま」も有名ですからね。
菜の花 小田原の店舗
- 和菓子 菜の花:HaRuNe小田原(小田原地下街)
- 夢屋・菜の花:小田原ラスカ1F
- どらやき屋・菜の花:小田原市本町2-7-5
- 和菓子 菜の花 西武小田原店:西武小田原店1F
菜の花 箱根の店舗
- まんじゅう屋・菜の花:足柄下郡箱根町湯本705
- はこね・和菓子 菜の花:足柄下郡箱根町湯本639
- 箱根・ルッカの森:足柄下郡箱根町湯本307
- 福久や 九頭龍餅:足柄下群箱根町湯本729
菜の花 藤沢の店舗
- 和菓子・菜の花 テラスモール湘南店:テラスモール湘南
菜の花 横浜の店舗
- パリパリ焼きモンブラン 菜の花 ダイヤキッチン店:横浜ダイヤモンド地下街
今では、神奈川県内の様々な場所に店舗が有り、
藤沢のテレスモール湘南や、横浜のダイヤモンド地下街にも出店しております。
一部の商品は、ネットショップにて、オンライン販売もしております。
小田原のお城通りに有った面影も無いくらい・・・発展してますね。
今でも小田原が誇る和菓子店だと思ってますので、
是非、お近くの店舗でお試し下さいませ。
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